ボトックス注射とは、極細の針を使用して専用の薬剤をお肌に注入する美容治療です。過剰な緊張によって固くなってしまった筋肉をリラックスさせる効果があり、表情しわやエラ・ワキ汗などといったあらゆるお悩みの改善に期待ができます。
ボトックス注射の特徴
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ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、美容に関するあらゆるお悩みに対して改善が期待できる注射治療です。ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質の一種で、ボツリヌス菌が産生する「A型ボツリヌストキシン毒素」のことを指します。ボツリヌス菌自体は、食中毒を起こす原因であると言われているほど毒性の強いものですが、治療で使用されるボトックスは生理食塩水で薄められており、人体にも安全で影響を起こすことはほとんどありません。
ボトックスには神経の働きを抑える効果があり、筋肉の動きを抑えてリラックスさせます。この効果から筋肉が収縮していくことによって、表情にできているしわの改善や小顔効果などに期待することができます。
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効果の持続期間
ボトックス注射は1回の治療を受ければ効果が永久に続くというものではありません。個人差がありますがボトックス注射の効果は、治療後2~3日後に現れ始め、2週間後を目安に最大限の効果に達し、4~6ヶ月程度持続します。4ヶ月目頃から少しずつ時間をかけて筋肉が動き始め、6ヶ月目頃を目安に元の状態に戻っていきます。
ボトックスによる治療効果を維持するためには、継続して治療をおこなう必要があります。繰り返し治療を受けることで、効果が持続するだけでなく、将来的なしわの予防をすることもできます。治療を途中で辞めてしまっても、治療をする前の状態より悪くなるということはなく元の状態に戻っていくだけです。
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ボトックス注射で期待できる効果
ボトックス注射によって期待できる美容効果は様々なものが挙げられます。
しわの改善・若返り:表情筋と呼ばれる筋肉を動かすことによってできる表情しわを改善することができます。しわを改善することで肌表面の滑らかさがアップし若返り効果にも期待することができます。
エラ・小顔効果:エラ張りの原因の一つとして、筋肉(咬筋)が関係しています。咬筋にボトックス注射をすることで、咬筋の動きが和らぎボリュームダウンします。その結果、フェイスラインがすっきりし小顔効果をもたらします。
ワキ汗・多汗症:ワキ汗や多汗症には、汗腺という汗を分泌する腺が関係しています。ボトックス注射をすることで、汗腺の働きを活発にする交感神経が汗を分泌する作用を遮断し、発汗が抑えられワキ汗や多汗症の改善へと繋がります。
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ボトックス注射とヒアルロン酸注射の違い
ボトックス注射とヒアルロン酸注入の違いは表情筋に作用するかしないかです。しわは大きく分けて「表情しわ」と「たるみしわ」の2種類があり、それぞれに適切な治療があります。
ボトックス注射は、笑った時や困った時などに表情筋と呼ばれる筋肉を動かすことによって表情に刻まれる表情しわに対して適応します。
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線や目の下のくぼみなど無表情の時でもくっきりと刻まれているようなしわに対して適応します。ヒアルロン酸注射は筋肉の動きには作用しないので、表情に影響を与えません。
基本的に、表情しわにはボトックス注射、深く刻まれたたるみしわにはヒアルロン酸注射が適しています。
ボトックス注射の料金
ボトックス注射のよくある質問
- ボトックス注射は痛いですか?
- 極細の針を使用しますので、痛みはほとんどなく注入時にチクッとする程度です。
- 効果はいつから実感できますか?
- 効果の感じ方には個人差がありますが、一般的に治療後2~3日後に効果が現れてきます。2週間後を目安に最大限の効果に達します。
- 効果はどのくらい持続しますか?
- ボトックス注射の効果の持続期間には個人差がありますが、4~6ヶ月程度持続します。急に元の状態に戻ることはなく、4ヶ月目頃から少しずつ時間をかけて筋肉が動き始め、6ヶ月目頃を目安に元の状態に戻ります。
- 効果を持続させたい場合の治療ペースを教えて下さい
- ボトックス注射は、4~6ヶ月に1回施術を受けるのがおすすめです。繰り返し施術を受けることで、元に戻りにくくなり効果も持続します。
- 治療が受けられない場合がありますか?
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方、授乳中の方、全身性の神経・筋肉疾患がある方、その他全身状態が良好ではない場合は治療をお受けできません。詳しくは当院へご相談ください。