中出しされたら妊娠する？危険な膣内射精された場合の避妊法や対策・もしもの妊娠確率まで紹介！

「思わずセックスで中出ししてしまった」「急に中出しされてどうすればいいか分からない」と悩んでいませんか。

中出しをすると妊娠確率は30%以上の可能性もあるため、10回のセックスで3回妊娠することを想定しなくてはなりません。

中出しの状況	妊娠確率
危険日付近の中出し	30%以上
安全日の中出し	25%以上
低用量ピル服用の中出し	0.7〜8%程度

したがって、中出しをして妊娠を望まない場合は対策をしないとパートナーとのトラブルに発展する可能性もあります。

そこで中出しをされた後のおすすめな対策は、アフターピルです。

中出しは妊娠を望まない場合は危険！性病・感染症のリスクも想定できる

パートナーと盛り上がって思わず中出しをしてしまうだけでなく、性暴力や性犯罪による中出しのトラブルも想定でき、2025年4月時点では多くの対策がされています。

中でもアフターピルをマツキヨなどの薬局で試験販売にも踏み切り、中出しをされた後のアフターケアや緊急避妊薬を身近な場面で入手できる対策が考慮されています。

とはいえ、中出しには望まない妊娠をする確率が高まる以外にもリスクがあることを理解しなくてはなりません。

まずは中出しをされた場合のリスクを理解し、トラブルのないセックスができるようにしましょう。

※今すぐ中出し後の対策を知りたい人は「中出しされて妊娠を望まない場合はアフターピルがおすすめ」を参考にしてください。

中出しされた場合の妊娠確率は30%以上が想定

中出しとは、セックス（性行為）をしている際にコンドームなどの避妊具を使用せず、膣内に精液を射精することを指します。※いわゆる避妊具であるコンドームを装着し、膣内に射精する行為は本記事の解説では中出しには該当していません。

中出しされた場合の妊娠確率は、危険日付近だと30%以上になるため、妊娠を望まない場合はトラブルを避けるためにも避妊具（コンドーム）の装着をしなくてはなりません。

中出しの状況	妊娠確率
危険日付近の中出し	30%以上
安全日の中出し	25%以上
低用量ピル服用の中出し	0.7〜8%程度

「我慢汁で妊娠はしないから中出しして問題ない」と意見を豪語する人もいますが、我慢汁と精液の違いを見分けることはできないため、妊娠する確率が高まるだけです。

さらに外出し（膣外射精）をした場合でも妊娠する確率は20%以上（参照：日本における予定外妊娠の医療経済的評価）あるため、5回に1回は妊娠する確率になります。膣内に射精しなくても妊娠する可能性は高いことを覚えておきましょう。

「中出しをする=パートナーとの妊娠を望む」と考えなければなりません。盛り上がっただけ・男性側の一方的な意見だけで中出しをしないように注意しましょう。

中出しはコンドームの装着をしないことから性病・感染症のリスクがある

避妊具（コンドーム）を装着しないことでセックス中に中出しをすると、望まない妊娠を防げないだけでなく、淋病や性器クラミジア感染症などの性病になる可能性もあります。

目安として1回のセックス（性行為）で避妊具を装着せずに中出しをした場合は、50%程度の確率で淋病・20〜30%程度の確率で梅毒になることを想定しなくてはなりません。

したがって、中出しをすることで望まない妊娠が生じる可能性があるだけでなく、あなた・パートナーともに性感染症になるリスクがあるので注意が必要です。

大切なパートナーを守る目的でも、安易に中出しをすることを考えるのではなく、避妊具（コンドーム）の装着をすることを前提としてセックス（性行為）をしましょう。

中出しされて妊娠を望まない場合はアフターピルがおすすめ

万が一、中出しをされた・してしまった場合は、速やかな対策をすることで妊娠確率を下げることができます。

速やかな中出し後の対策としておすすめな方法は、アフターピルです。

残念ながら、アフターピルはマツキヨなどの薬局で販売はされていないため、医師の診療を受けないと入手することはできません。

周りの人に中出ししたことをバレずに望まない妊娠の対策やアフターピルを服用するポイントを紹介します。

アフターピルは中出しの72時間以内に服用する緊急避妊薬

アフターピルで妊娠阻止・避妊率を高めるには、72時間以内に服用することが重要です。

性交後の経過時間	妊娠阻止率
24時間以内	95％
25〜48時間以内	85％
48〜72時間以内	58％

日本で承認されているアフターピル（ノルレボ・レボノルゲストレル）であれば、72時間以内に飲むことで妊娠阻止率を高められますが、中出し後24時間以内に飲むことで95%程度の妊娠阻止率効果に期待ができます。

したがって、中出し後は速やかにアフターピルを処方してもらうことで望まない妊娠を防ぐ確率を高めることができるメリットが特徴です。

一方で、アフターピルは産婦人科や病院の対面診療で処方してもらう流れが一般的で、服用する本人が受診する必要があります。

中出しをされていない男性や代理人がアフターピルを購入することはできないため、条件面を理解しておくことが重要です。

対面診療で処方してもらう流れ

中出しされてすぐにアフターピルの相談をするならオンライン

中出し後にアフターピルを飲みたくても産婦人科や病院の診療時間外になることも多く、スピード重視で服用が求められるので対策ができないと困りますよね。

そこでおすすめな対策は、スマホ1台あれば自宅からアフターピルを処方してもらえるオンライン診療です。

オンライン診療のメリットは、自宅にいてもアフターピルを処方してもらえるだけでなく、バレずに最短1時間で手元に届くスピード感になります。

さらに最長24時間診療をしているオンライン診療もあるため、セックス（性行為）をした後すぐの相談ができる点も魅力です。

オンライン診療の中でもソクピルなら今すぐアフターピルの処方相談ができるため、中出しされた後でもすぐに妊娠阻止対策ができます。

匿名配送でバレずにアフターピルが届くため、中出し後で妊娠を望まない場合は対策をしましょう。

低用量ピルを日頃から飲んでいても中出しして良いわけではない

ピルには、中出し後に緊急避妊薬として服用するアフターピル以外にも低用量ピル・超低用量ピル・中用量ピルと合計4種類あります。

ピルの種類	服用する目的
アフターピル	緊急避妊薬として服用
低用量ピル	事前の避妊阻止や生理予定日のコントロール
超低用量ピル	月経困難症の治療など
中用量ピル	生理予定日のコントロール

中出しをした後はアフターピル以外で望まない妊娠を防ぐことはできないですが、事前の対策として低用量ピルを正しく飲むことで妊娠阻止効果に期待ができます。

しかし、低用量ピルの飲み忘れや100%対策ができると勘違いしていると思わぬトラブルが生じる可能性があるでしょう。

中出しによる妊娠トラブルを防ぐために、低用量ピルで妊娠阻止をするポイントを詳しく紹介します。

コンドームを装着しないと性病・感染症を防ぐことはできない

低用量ピルは1日1錠を21日間飲み続け、7日間の休薬期間を設けることで妊娠阻止効果が期待できますが、避妊具（コンドーム）とは異なるので性感染症を防ぐことはできません。

中出しをした後も低用量ピルの服用をしていることで望まない妊娠を防げても、淋病や性器クラミジア感染症などの症状が出る可能性はあり、一般的な感染確率と変わりません。

低用量ピルで期待できる効果は、妊娠阻止や生理予定日のコントロールが該当し、販売世代別の第一世代・第二世代・第三世代かつ1相性・3相性（有効成分の配合バランス）に分類されています。

	1相性	3相性
第一世代	–	シンフェーズ フリウェルLD フリウェルULD ルナベルLD ルナベルULD
第二世代	–	ジェミーナ トリキュラー アンジュ ラベルフィーユ（ジェネリック）
第三世代	マーベロン フォボワール	–

それぞれ避妊効果に変わりはないですが、21日サイクル（21日間低用量ピルの服用・7日間の休薬期間）を正しく守ることで適切な効果が期待できるでしょう。

一方で、低用量ピルを正しく飲んでも性感染症になるリスクは変わりないため、中出し以外のトラブルが生じる可能性があることを覚えておくことが重要です。

低用量ピルを飲んでも中出ししたら100%避妊できるわけではない

低用量ピルを正しく飲み続けることで一定の妊娠阻止効果は期待できますが、100%避妊できるわけではありません。

日本産婦人科学会によると、低用量ピルを正しく1ヶ月以上飲み続ければ99.7％程度の妊娠阻止の効果に期待ができるため、100人中0.3人の割合になります。

対策	妊娠阻止の確率
低用量ピル	99.7％ （1年間で0.3人/100人中）
コンドーム	98％ （1年間で2人/100人中）

中出しをした後にアフターピルを飲む場合の妊娠阻止率は24時間以内で98%になるため、低用量ピルの方が統計上では効果に期待ができることは分かります。

一方で、性感染症の感染リスクや100%妊娠阻止ができるわけではないので、妊娠を望まない場合に身勝手な中出しはしないように注意しましょう。

中出しをされたらアフターピル・日頃から対策をするなら低用量ピルがおすすめ！

中出しをされることで、望まない妊娠を防げないだけでなく、性感染症に感染するリスクなど様々なトラブルが生じる可能性があることを紹介しました。

万が一、中出しをされてしまった場合は、オンライン診療を利用して速やかにアフターピルを飲むことが重要です。

一方で日頃から中出しや妊娠阻止率を下げる対策をしたい人は、低用量ピルを飲み続けることで万が一の備えがしやすくなるでしょう。

いずれにしても、男性の身勝手な中出しや妊娠を望まない場合の中出しはいっときの盛り上がりはあっても後悔しか残りません。

トラブルを避けるためにも中出しをすることなく、避妊具（コンドーム）を正しく装着した上で性行為をすることが大切です。